レトルトもプラスアルファで栄養満点 カレーは忙しい現代人の完全食!



カレーの栄養

 

 

カレーに含まれるスパイスの一つとして秋ウコン(ターメリック)が含まれています。秋ウコンは日本薬局方の生薬として認定されているほどいろいろな薬理成分があります。ウコンの根茎部には特にさまざまな成分が含まれており、最も代表的で有名なのが黄色色素の「クルクミン」です。

 

 

クルクミンは水に溶けやすい性質なのも特徴ですが、肝臓の働きを強化して胆汁の分泌を促す作用があり、抗腫瘍作用や抗酸化作用、抗アミロイド作用、抗炎症作用などが知られています。また、精油成分となるフラボノイドには抗出血性の働きを示すビタミンPと同じ作用があり、カンファーには神経の興奮作用、強心作用があります。

 

 

アズノンは炎症や潰瘍を治し、胃液のペプシンを抑える作用。シオネールは健胃作用や殺菌作用や防腐作用に優れた効果があります。

 

 

更に、日本のカレーでは野菜や肉などの具材をたっぷり使っているのも美点となります。そのため、栄養をたっぷりと摂取することができます。特に野菜にはビタミンCが含まれており、煮込んでもスープの中に溶け込んでいますので、しっかりと摂取することができます。

 

 

タマネギは、アリシンという成分が重要で、肉が多く含むビタミンB1の吸収を促進します。ニンジンは、緑黄色野菜の代表でビタミンAとなるβカロテンを多く含みます。ジャガイモも熱に強いビタミンCを供給します。更に、米、肉、乳製品などいろいろな食材を使うので、たんぱく質や炭水化物、ミネラルなどの栄養も、カレー一食から摂取できます。